インサイトのINSIGHT 2.0

イノベーション(INOVATION)--経鼻胃カメラ

2009年9月16日 07:36 - [ テクノロジー ]
▼IT業界に限らず、政治、文化、芸術と「イノベーション」という言葉を聞かない日はありません。直訳すると、革新とか刷新とかという訳になります。

しかし、イマイチ、和訳ではピンときません。
「カクシン」という言葉に縁遠いというか、リアリティを余り感じないからでしょうか。(カクシンという言葉だけだと「確信」の方がピンときます)

そんな中、最近、イノベーションを感じる出来事がありました。

▼先日、はれて44歳になりました。(みなさんメッセージいろいろ、ありがとうございました。)
毎年、誕生日月には人間ドックに行くよう予定を組んでいます。こうすることで忘れないためです。
かかりつけの病院では、通常の検査項目のほかに、オプション検査として、CT、MRIなどがあります。今年4月から、通常の経口(口から)胃カメラに加えて、経鼻(鼻から)胃カメラ検査が追加されたとありました。そういえばテレビCMでもやってたよな、と思い好奇心半分で、経鼻胃カメラを追加しました。

kensa.jpg▼検査はほぼ経口と同じです。胃の中で泡が出ないようにする消泡剤を事前に飲んで(いつもまずいです)、検査直前に、胃の運動を抑える筋肉注射してと、ここまでは経口と全く同じ。検査ベット移って、まずは鼻の中にスプレーでシュッと麻酔、その後、仰向けになってゼリー状の麻酔薬を注射器で挿入、大量の鼻水がたまっている状態になるため、鼻水のようにズズーッとすする。このとき、水泳で鼻に水が入ったときのように頭がキーンといたくなること3回、鼻から喉へ麻酔が垂れて効いてくるのがわかります。その後、口から再度スプレーで麻酔をして準備完了。本物の胃カメラの前に、事前に通るかアクリル性のガイド(約30センチ)を入れる、鼻の奥にゴツゴツあたるものの、角度を変えて、すんなり食道まで貫通。その後、胃カメラ挿入して検査開始。鼻の中をケーブルが通るとき擦れたり、引っ張られたりするものの、深呼吸をして落ち着け、モニターを見ながら、写真を撮っていkeibii-camera.jpgくこと約10分で完了。特に問題ありませんでした。喉に麻酔をあまりしていないので、1時間後から食事OKで、あのいやな舌のしびれた感覚もありません。ただし、検査後はその日は、鼻をかまないように指導を受けました。


▼本題に戻ります。
何がイノベーションなのかというと、口から胃カメラをいれる際は、came_1.jpgマウスピースを咥えるため検査するドクターと全くコミニュケーションが取れません。一方的にドクターがしゃべるか、もしくは無言で検査し、ドクターからの問いかけに、患者は、ウーとかアーとか叫ぶのみです。
しかし、経鼻だと検査中にドクターと会話ができます! 
検査途中「先生、ここが赤くなっているのは?」「このポリープは?」とかはっきり声に出して質問ができ、双方向でコミニュケーションがはかれます。

これって考えてみると、スゴくないですか! 

片方のみの通信であった拡声器の時代から、いきなり双方通信ができる電話器の時代に変化したような、まさに「イノベーション」「革新」を体感した瞬間でした。

確かに、経口から経鼻の変化は、患者へのストレス軽減の意味も大きいのですが、それより、検査中のコミニュケーションがはかれることの方がより重大です。
胃カメラの医療機器メーカーの研究者は、医療カメラを小型すれば、鼻から入れられて、検査中に会話ができ、よりインフォームドコンセントがはかれる、また会話できることで、医療ミスもおきにくくなると確信していたと考えます。


「信ずれば成り、憂えれば崩れる」
イノベーションってそういうことから誕生するものではないかと思います。


あっ、そうそう検査結果ですか?
日頃、飲んだくれている割には、炎症もすくなく、ポリープなどもなく、検査中に、私が見てもきれいな胃壁で問題ありませんでした。

社員には日頃から、自己管理・自己管理といっている手前、一安心しました。