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還暦(60歳)のシステムエンジニア

2009年9月29日 23:29 - [ ソフトウェア開発 ]
▼ずいぶん前になりますが、日本の失業率は、7月度5.7%、過去最悪を記録更新しています。
有効求人倍率は、0.42倍となっています。
恐らく、もうすぐ発表になる失業率は、もっと悪くなるのことが予想されています。
株価は1万円まで戻って来ましたが、日々の生活は良くなった感じは全くありません、むしろ補正予算のカンフル剤がきれた後の、2番底へ進むのではないかと、一部のエコノミストはコメントしています。
時代は、再びデフレスパイラルに陥るのでしょうか‥。

▼先日よりハローワークに求人を出しています。(直接リンクがはれないのでここままですが)
  職種:システムエンジニア
  年齢:不問
  経験:システム開発経験3年以上
  スキル:COBOL言語、Java言語、VB言語など最低1言語
  月給:25万から40万円

掲載直後から、掲載取消した間の約2日間、電話がひっきりなしに鳴り続け、その電話対応に、全く仕事が手に付きませんでした。
書類選考のため、履歴書・職歴書を郵送いただくのですが、その中に、60歳の方が3名いらっしゃいました。3名の共通点が、有名大学を卒業され、上場企業に就職、すばらしい経歴です。ただし、ここ10数年をみると、上場企業の関連会社を数社出向し、全くシステム開発とは縁遠い部署でお仕事をされて、早期退職制度を活用して退職し、現在はフリーエンジニアとして、仕事をされていました。3名とも申し合わせたように、ほぼ同じようなキャリアでした。


▼60歳というと、あと16年先になります。21歳から23年間仕事をしていますので、いままで仕事した時間より短いことにふと気がつきます。

20代のころは、40になったら最年少の部長となって、50になったら役員になって、60にはリタイアするもんだと思っていました。(社長は、少ししんどそうなので、楽してある程度稼げる、副社長とか、監査役とかになろうなんて、イメージしていました。)


▼学生時代、某ソフトウェア開発会社の入社試験のグループ面接で、ある人が「プログラマーは30歳定年と言われますが、御社の40代、50代の方は何をされていますか?」そのときの面接官であったシステム部長は「プログラマーという仕事は30歳定年でありません。スキルを身につけ、上流の工程でシステムエンジニアとして開発に携わっていただきます。」「若手のよき指導者として、リードしていってもらいます」と言っていたのを思い出します。20年前はシステムエンジニアという職業そのものが耳慣れないが、なんとなく期待をもたせる職種でした。


▼政権が変わり、官僚の「天下りの根絶」「渡りの禁止」と騒がれています。
私は官僚ではありません。官僚になりたかったわけでもなく、なりたいとも思いません。

しかし、改めて「還暦のシステムエンジニア」のことを知ると、官僚がうらやましく思ったりもします。

民間企業には、天下りはありません。 年功序列や、官僚のピラミッドもありません。
自分の仕事は自由に選べます。ただし、そこには自己責任が伴います。
現在の求人倍率下で、60歳で、新しい会社で、新しくシステムエンジニア職を就くのは「奇跡」に近いと思います。

だったら、還暦になったときでもシステムエンジニア職ができるように、逆算して、今から、自分になにができるのかを考えるのも、IT業界で生き残るために大切なことであると再認識させられました。


その結果、今、システムエンジニア職を捨て、まったく別の異業種へ転職するのも、還暦を楽しく過ごす一つの選択ではないかとふと思ったりして‥。(今回は、やけにセンチメンタルに締めくくりました)

 Never Too Late! (チャレンジするのに、遅すぎることは、けっしてない!)